– go to post

『音楽に対する情熱だと思うよ。本当に一生懸命がんばってやってきた成果がそこに現れていると思うんだ。』
By カイル・ファルコナー(G/B Vo)

今、一番弾けてエネルギッシュなバンド、The View。平均年齢の18歳の彼らが作り上げるサウンドは勢いを増すばかり。本国ではデビュー・アルバム『hats off to the buskers / ハッツ・オフ・トゥー・ザ・バスカーズ』が全英チャートで初登場にしてぶっちぎりの1位を獲得、今、最も注目されている彼らに直撃してみた!!

まず、最初にいきなりで悪いんだけど‥(笑)、自分たちでバンドを紹介する時、どう紹介するのが一番当てはまる?

カイル・ファルコナー(以下カイル):Frantic!狂ったような感じでエロティック。
スティーヴン・モリソン(以下スティーヴン):(笑)。アルコホーリック。お酒を飲むことが好き(笑)、冗談だよ~。
ピーター・ライリー(以下ピーター):エネルギッシュ。
キーレン・ウェブスター(以下キーレン):そのまんま。

( L to R )ピーター・ライリー、カイル・ファルコナー、キーレン・ウェブスター

( L to R )ピーター・ライリー、カイル・ファルコナー、キーレン・ウェブスター

そのThe Viewのバンドの結成について聞きたいんだけど。

ピーター:みんな近所で同じ学校の友達だったんだ。最初はカヴァーバンドをやっていたんだけど‥、学校を卒業してからかなー、2年前からThe Viewを結成したんだ。

バンドを始めたばかりの頃は、どんなバンドになりたいと思っていた?

ピーター:うーん。
カイル:そうだね、ポップスもやりたかったし…
ピーター:最初はどうなるかわからないから、まずは、それを見つけてみようということで、自分たちの好きなものをカヴァーしてプレイしていたんだ。そこから自分たちのやりたい音が見つかって‥自然にオリジナルが出来るようになった。

デビューをするきっかけはのピート・ドハーティー(元リバティーンズ/現:ベイビー・シャンブルズ)にデモテープを渡たしたんだよね。なぜそれがピートだったの?

ピーター:大好きだったから(笑)。彼らのライブに行って渡したんだ。ただ聴いて欲しかっただけなんだけど‥。それで気に入ってもらって、ピートのツアーのオープニング・アクトへ大抜擢してもらったんだ。それから、ピートからジェームス(ザ・ストロークスやリバティーンズを発掘したことで知られる元ラフ・トレード伝説のA&Rマン/現:1965レコーズ)にデモテープが渡されて、ジェームスにロンドンに呼ばれてギグをやったんだ。ファンがみんなそのライブがすごくいいと言ってくれて、とても好評で、ジェームズが関心持ち、何かやりたいという話になり、1965レコードと契約しそれがきっかけでデビューしたんだ。

なるほどね。1本のデモテープからなんだね。そもそも、なぜミュージシャンになろうと考えたの?

ピーター:最初からプロのミュージシャンになろうと思ったわけではないんだ。ただ単純にバンドで音楽を楽しんでプレイしたいと思ったから。それがギグを聴いた人たちが関心を持ってくれて、レコード契約をすることになった。
キーレン:そう、最初プロになりたいと思っていなかった。
ピーター:おもしろいからやり始めたんだけど、プレイしているうちにそういう流れになったんだ。
カイル:うん。そうなんだよね。


 
– go to post

この勢いは誰にも止められない!2007年の大注目ニューカマー、The Viewのデビュー・アルバム『hats off to the buskers / ハッツ・オフ・トゥー・ザ・バスカーズ』が遂にリリース。あのピート・ドハーティーが一目惚れしただけあって、今のUKロックの代名詞とも言われる疾走感、キャッチーなフレーズと少々荒削りなサウンドも今の彼ら(平均年齢18歳)の最大の魅力。まさに、最近あまり聞こえてこない”ロックン・ロールと青春”という言葉がピッタリハマるバンドなのだ。だからといって若者の青臭さや失望感ではなく、ただの”音楽バカ”とも言える彼ら自身がロックという音楽にのめり込み「今はこれしかないんだ。WE Love Music!音楽サイコー!」と素直に表現しているのが微笑ましい。そう、彼らの音楽は楽しい!そして今も、いい音楽を追求し、探し求め、スポンジのように吸収し自分たちの音楽の幅を広げていっているのでこれからの成長も楽しみ。そして、待望の本作は何がどうのこうのって事より、そのまま聴いて感じて欲しい。ただ1つ言えることは、今のThe Viewを知っておかないとこの先後悔するぞ!ってこと。

ハッツ・オフ・トゥ・ザ・バスカーズ / ザ・ビュー

発売日:
2007-06-06
定価:
¥ 2,300
レーベル:
BMG JAPAN
JAN/EAN:
4988017649213
 
»amazonで購入する
»ザ・ビューの他の作品を検索

  1. カミン・ダウン
  2. スーパースター・トレーズマン
  3. セイム・ジーンズ
  4. ドント・テル・ミー
  5. スキャグ・トレンディ
  6. ザ・ドン
  7. ザ・フェイス・フォー・レディオ
  8. ウェイステッド・リトル・DJ’s
  9. グランズ・フォー・ティー
  10. ダンス・イントゥ・ザ・ナイト
  11. クラウディア
  12. ストリート・ライツ
  13. ウェイストランド
  14. ティピカル・タイム
  15. ポッシュ・ボーイズ (日本盤のみボーナス・トラック)
  16. スクリーミン・アン・シャウティン (日本盤のみボーナス・トラック)
  17. チェリー・ガール (日本盤のみボーナス・トラック)

 
– go to post

今のUKシーンが丸ごと観れる“ブリティッシュ・アンセムズ2006”では来日前から話題を独り占めしていたかのようなThe View。感性のいい日本のロックファンはすでに彼らに目をつけていた。そして、来日。いきなりの単独もやってのけたのだ。しかもデビュー前だと言うのに‥。

(C)Yuki Kuroyanagi

(C)Yuki Kuroyanagi

最近、本当に多い10代のロックバンド。大人?子供?かわいい?かっこいい?うまい?激しい?‥と、まあ色々な定義が付けられるのもいたしかたない。そんな中、いきなり日本の音楽シーンに名前が浮上したThe View。彼らもまた10代のスコットランドから出てきたバンドなのだ。早速“ブリティッシュ・アンセムズ2006”へ。いいバンドがお披露目される中、いよいよThe Viewの出番がやって来た。姿を見せるなりいきなりの衝撃!「な、なに?こいつら、なに?」頭が無呼吸状態になった。ステージに釘付けのまま、気がついた時には彼らの姿はもはやステージから消えていた。「え?もう終わり?マジ?」あり得ない。でも、確実に私の脳裏には彼らの姿と体には何とも言えない衝撃が残っている。しかも、耳にはメロディーも。こ、これは単独へ行かなきゃーと‥。

そう、あっという間の出来事だった“ブリティッシュ・アンセムズ2006”を思い出しながらアストロホールにいた。開演間近、フッと辺りを見回すといつの間にかギューギューの人ごみ。「お、うかうかしてるとまた見逃してしまう」と自分に言い聞かせながらも、「きっと、この中に私と同じ思いをした人がいるんだろうな」と思っていた。その時‥。

「コンニチハー」でステージ上に現れたThe View。さくっとセッティングし「Comin’ Down / カミン・ダウン」とタイトルを告げたと思いや、いきなりエッジの効いたピートのギターリフが炸裂!スティーヴのドラムが追撃し、カイルのシャウトを合図に会場が一瞬にして弾けた。この感覚!この一瞬!何も考えず本能のおもむくまま感じろ!と次々と観客のスイッチをオンにしていく。

(C)Yuki Kuroyanagi

(C)Yuki Kuroyanagi

カイルとキーレンの掛け合い、編拍子が特徴の「Screamin’ N Shoutin’ / スクリーミン・アン・シャウティン」息つく間もなく「Dance into the Night / ダンス・イントゥ・ザ・ナイト 」へと飾りっけなしのステージに持てるだけのパワーをつぎ込んでいる。そこには彼らと彼らの音楽があれば何も要らない!「Wasted Little DJ’s / ウェイステッド・リトル・DJ’s」スイッチの入れられた観客がハイテンションに。キーレンがマイクを観客に向ける。まるで「オイ!ハッピーか?感じてるよな。最高だろう!」って。曲調は一転してリズミカルな曲もあれば展開の激しい曲もあり、10代の彼らの等身大のスィートな曲もある。どの曲も、その日限りの限定ヴァージョンで最高のライブを観せてくれる。時折マイク越しに聴こえる肉声は「汗かいちゃったー」とか「もっと楽しませるよ!」と言葉少なめのシャイでお茶目なMC‥。それと打って変わってのステージはスパーク☆しっぱなし。気を抜くと置いていかれるような感触。うーん、“若い”という一言では片付けられない。でも‥。ただ、がむしゃらに先のことも考えられないぐらい今のこの瞬間を大切にする。まるでドキュメントを見ているように今、”The Viewの青春グラフティー”が実在する。そこにメンバーがいたから、たまたま音楽があったから、やってみたらそれが楽しかったから。そう、あくまで自然体の彼ら。「そんな時もあったな」と私の体にも蘇る感覚。これは、文句なく楽しい。目の前のThe Viewを観ながら今の自分の感情にもかつて得たエネルギーにシンクロできるのだ。

「Superstar Tradesman / スーパースター・トレーズマン」に突入する頃には、会場の盛り上がりは最高潮。持て余してしまいがちな熱いエネルギーを各々が自分のリズムで気持ちよく楽しんでいる。そして「Same Jeans / セイム・ジーンズ」へ。「4月にまた会おう!」とノイズを残しステージを後にした。

アンコールは‥無し!「あり得ない!」新人バンドなのにアンコール無し?!!「なんだ、こいつらは?」そう、これがThe View。これが彼らなのだ。その時の気持ち、その時のLIVEを自ら楽しんだ結果なのだろう。The Viewの青春グラフティーはたった今、始まったばかり。