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『おれたちはミュージカル・パワー・エンジンだよ。』
By ダン・フィッシャー

ここ日本で素晴らしいライブを披露してくれたTCTC。その感動の余韻も浸らない内に発表された解散の2文字。ギアではUKから彼らを追いかけ友好を深めていき、待ちに待った日本での密着取材も続行した。このインタビューはその密着取材の最後を飾るインタビュー。お互いが真面目にやろうとすればするほど、笑いが止まらなくなるなど‥(笑)。その模様をお伝えします。

今日は取材と言う事で時間をもらっているのでキチンとやりますねー(笑)。

全員:(笑)OK!
ダン:いつもキチンとしてくれてるよ。(笑)。
トム:で、今日は何が聞きたいのかな?
全員:爆笑!

まずは今回の日本公演はどうでした?また、早くも次回に向けての改善点とかは?

キエレン:まず、最初に言いたいことは、“来てくれたみんな本当に有り難う!!”それから次回の来日はもっと期間を長くしなければならないということだね。今までにも数回来日したけど、いつも一週間くらいしかなくて本当に短すぎるから、もっといろんな都市や場所に行き、もっとライブをやってみんなに会って、もっと夜の街にくり出し、もっとカラオケをやり、もっとインタビューをして、基本的にすべてにおいてもっとやりたいんだ。あ、でも大阪城は楽しかったよ!(笑)
トム:シー(ウィンクしながら)キエレン。それは内緒にしとかないと(笑)。あらためて、日本のオーディエンスは本当に最高だよ。彼らからはこれ以上のものを期待できないぐらい、みんなすべてをささげてくれている。本当に大好きだよ。
ダン:んー、でも、もっとしてくれないとねー(笑)
全員:爆笑!
ダン:やるならとことんまでやってくれないとね―。もっとできるはずだから!(笑)
ベン:まったくその通りだ!(笑)

全員:爆笑!
キエレン:アハハ、そうだね、もっとできると信じるよ。でも世界中で信頼できるオーディエンスを1つあげるとしたら、それは日本のオーディエンスだからね。
ベン:もちろん日本は特別だけど、きっと他の国のオーディエンスもやってくれると思うよ。
ダン:んーそうか?ドイツではここまで期待できないよー。
トム:あり得ないね!!
全員:爆笑!

キエレン:ある意味ドイツみたいなところはどこにもないかもしれないね。(笑)


 
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Tom Bellamy / トム・ベラミー

Electronics, bass, vocals


トム・ベラミー(以下トム):ミュージック・ギアのみんな、こんにちは、TCTCのトムです。

新しいアルバムを紹介してください。あなたにとってどういうアルバムになりましたか?

トム:今回アルバム『メイク・ディス・ユア・オウン』を出したけれども、ずいぶん時間がかかった。レコーディング中に多くの局面もあり、たくさんのストレスを経験し、ある時点作るのを諦めかけたんだけど心血を注ぎこんで完成させ、とても誇りに思っている。早く日本で披露したいよ。現在UKツアーでプレイしていてオーディエンスの反応がとてもいいようだし。ミュージック・ギアでそのビデオを楽しんでほしいなぁ。そう、このアルバムは俺の誇りであり、子供だよ。

トムにとってTCTCはどういう存在ですか?

トム:みんな知っているようにTCTCには10年近くと長い間いて、ベンとは11歳の時から知っている。だからTCTCはおれの人生であり、すべてを意味しているね。このバンドでプレイできてすごく幸運だと思う。とてもエキサイティングで、いつも自分たちの音楽で違うことに挑戦したり境界線を広げたりしようとしている。このバンドのあらゆる面を愛しているよ。特にツアーはいろんな所を旅できて面白いと思う。昨日からマンチェスターに来て、久々の休暇ですごくリフレッシュできたんだ。もうすぐ来日で、日本のみんなに早く会いたいと思っているよ。日本ではいつも最高の時を過ごせるからね。

トムが歌詞を書いたり、音楽を作ったりしていると思いますが、その作り方を教えてください。

トム:俺とダンが大部分の曲と歌詞を作っているけど、最初の頃は部屋に入って誰かがギターを、誰かがベースを拾い上げてプレイして、一人一楽器だけではなくいろいろ使って作っていた。でも最近ではおれとダンがまず曲を作って他のメンバーに聴かせ、それを例えばコンピューターで編集し完成近くまで作り上げ、それからどうするか考え、よくなければヴォーカル以外を削ったり曲を入れ直したり、長すぎると思ったら削ったりして、いろいろやっていく。メンバー全員がOKを出すまで、みんなの意見を聞いていろいろと変えて練り上げていくんだ。TCTCでは一人だけで作曲するのではなく全員でできるから、一曲一曲まったく違うものになるんだ。

ディズが脱退しステージ上では5人で様々な楽器を担当するようになりましたが、それをやり続けるモチベーションはどこから来るのですか?

トム:ディズが抜けてからのステージはある面難しくなり、もっと頻繁に楽器を変えなければならなくなったけど、どっちみちライブの時は楽器をスイッチするのだから慣れていた。とにかく今ではステージに焦点を合わせるようになって、不要な部分を削ぎ落として、よりタイトにメンバー間も緊密な関係になったよ。お互い理解をより深めることができ、また、自分たちの持っている良さを把握できるようになり、それをステージにも反映させることができた。彼が抜けることによって格段とライブがよくなったから、ほんと、ディズに感謝だよ!

TCTCは自分たちがジャンルに当てはまらないと言ってきましたが、これからどのように進化すると思いますか?

トム:このバンドのよいところは、どちらに進むかまったく見当がつかないことだね(笑)。どうなるかは言えない。今わかるのは、自分が『メイク・ディス・ユア・オウン』のエレクトロニック・リミックスを作っている最中ということだけ。リース・ミックスと呼ぶんだよ。参考までにリースというのはおれのミドルネーム。それ以外はまったくわからない(笑)。まあ、状況によるけれども、新しい楽器を導入するとしたら、キーレンはフルートが上手なのでフルートを吹き始めるかもしれないね。それ以外はわからないから、言ったとしたら嘘をつくことになるだろ?!!。

あなたの目から見たメンバーを紹介してください。

トム:前にも言ったようにメンバーを長年知っている。まずは一番長く知っている“ベン”から始めよう。俺たちの絆は暗黙の了解の下にあり、ツアーで毎日顔を合わせていてもツアーが終わってから数週間も顔を合わせないでいても、彼をとても近くに感じるんだ。すごく奇妙な感覚で本当に親しい友達の間だけに通じるものがあり、ベンが何も言わなくても何となく理解できる。そう、とても親密な関係なんだ。“キーレン”はいつも側にいてくれて頼れるヤツで、彼とはよく個人的な話をしている。更にいいことに一緒に酒を飲める仲間なんだ。俺はパブで飲むのが大好きで、誰も行かなくてもキーレンを誘うと必ず乗ってくれる。彼は大いに盛り上がるしパーティ好きなヤツ。いつもみんなを笑わせて楽しい雰囲気を作るヤツ、すごく大切なことだよね。“ダン”とは明らかにバンドの中で一番一緒に曲を作っている。いつも音楽的に競い合っているよ。彼はアコースティック・ギターが好きで、おれはエレクトロニックが好きだからね。また、いつもスタジオでおれの背中を押してくれる。何か作って、彼に意見を聞くと、「お前ならもっとできる、お前を信じているから」と奨励してくれるんだ。彼にすごく助けられていると思う。“ジョン”は本当に愛すべき人物で、少し年上だからバンドの父親的存在で、いつも俺たちの面倒を見てくれる。すごく面白くて会う人会う人をよく和ませてくれている。バンドの接着剤のような役割を果たしていると思うなー。彼がいなかったら、みんなバラバラになっていたかも知れない。

ライブで一番気持ちのいい曲はどの曲ですか?

トム:このUKツアーでは、俺とキーレンで「ワンス・モア・ウィズ・フィーリング」を違うミックスでやろうと決めて、曲の最後を違うミックスにして「ミュージック・ボックス」にスライドしていくんだ。ライブでは初めての試みで、すごくエキサイティングだと思う。まったく違う二つの曲を一つに融合しようするから。エンディングにダンスのヴァイブがあって大好きなんだ。ギターと一緒に手を叩きたくなる感じ。このツアーで一番気に入っている曲だね。

もうすぐ来日しますが、どういうライブにしたいと思いますか?

トム:俺の経験では、日本のオーディエンスがまるで主導権を握ったかのように大いに盛り上がってくれる。一番いいことだよね。英国やヨーロッパではとかくオーディエンスが控えめであったりするけど、いつも日本に行くとみんな最高の雰囲気になって、一気に俺たちの気分を高めてくれるんだ。みんな大いにロックし、それはわかっていることだから大音響を出してライトをいっぱい使って、エネルギー全開で行きたいね!!

ファンへのメッセージ

トム:日本のファンのみんなに、サポートを本当にありがとう!俺たちはすごく感謝している。来日するといつも心底感動するんだ。今も、まだ日本に行っていないけど、みんなの力を感じるよ。常におれたちの動力源であり、とにかく言えることは、みんな最高!!みんな愛しているよ。日本でプレイするのが待ちきれないよ!


 
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Kieran Mahon / キーレン・マホン

Keyboards, bass

キーレン:TCTCのキーレンです。ミュージック・ギアのみんな、こんにちは~見てくれてありがとう。

新しいアルバムを紹介してください。あなたにとってどういうアルバムになりましたか?

キーレン:このアルバムは最近TCTCが乗り越えた、長く困難な旅を表していると思う。リリースまで時間がかかり、その間、メンバーを一人失って一人一人辛い体験をしたけど、みんな乗り越えることができた。だからこれは希望を表し、“困難に直面してもやり続ける!”というバンドの持っている決意を表していると思う。

去年フジロックで見事に復活しましたが、何が原動力となったと思いますか?

キーレン:僕たちを結束させた力は“友情”だと思う。TCTCは、レコード会社によって造られたバンドではなく、一緒に学校に通った友達同士が音楽によって引き付けられて結成したバンドなんだ。このように有機的に自然な形で結び付けられた関係だと結束感がとても強い。それが困難な時でも一緒にやっていけた理由だと思うよ。

このアルバムが作られた時の状況を教えてください。

キーレン:奇妙なことに、アルバム作りの時ディズはほとんど参加していなくて、むしろ5人体制で作ったに等しいと思う。だからディズが脱退した時、大して変わりがなかった。その上、トムとベンとプロデューサーのクリス・ヒューズが密接なスクラムを組んで、実際大部分の構造上の作業、例えば、メロディーや歌詞を作ったんだ。その上に、各々自分のパートをやった。だからレコーディングをし直したわけではないんだ。ディズの脱退後、一番の問題はライブで5人になったことだけど、幸いテクノロジーとマジックの助けによって解決できたから。

アルバムで一番好きな、思い入れのある曲は何ですか?

キーレン:僕にとっては「ハウス・オブ・カーズ」。とてもスピリチュアルで情感の込められた曲で、ライブでプレイするのが大好きだよ。特にエンディングがすごく高揚するような、メランコリックな懐古の情を呼び起こす感じで、僕のテイストにピッタリなんだ。

あなたの目から見たメンバーを紹介してください。

キーレン:僕の友人の“ベン”とは、えーと、すごく長いんだ。確か14歳の頃、生物か物理の授業で一緒だったと思う(笑)。一番古い思い出は彼と口論をしたことだけど、それによってより親しくなれたと思う。いろんな経験を共有してきた。彼から学ぶところが多く、特に逆境に強いと思う。
次は“トム”。バンドの中では多分一番付き合いが長いと思う。彼とも14歳の時に学校で出会い、よく彼に家に呼ばれて一緒にジャムした思い出がある。多くのクールなバンドを紹介してくれたよ。彼から音楽的に多くのことを学んだと思う。とにかく仲良しだったよ。ダンとは他のメンバーよりも後に出会った。“ジョン”もそう。16,17歳頃に出会って以来友情を深めて行ったと思う。二人とも人間的に素晴らしく、知り合えて本当に幸せだと思うよ。彼らがぼくと知り合って幸せかどうかは別だけどね(笑)。普段バンド仲間のことを当然のように思ってるけど、こうやって改めてどう思うか?って質問されると、自分がどんなに恵まれているか気づかされるね。独立した、全く異なる個性が価値観を共有し、お互い尊敬しあい思いあっている。本当に素晴らしい仲間だよ!

もうすぐ来日しますが、どんなライブにしたいと思いますか?

キーレン:いつも、日本でライブをすることはすごく気持ちがいい。こちらが不安にならなくてもいいからね。ファンがオーディエンスがすごく盛り上げてくれるだろ。一番楽しみにしているんだ。僕たちは僕たちで、TCTCの音楽に全てを注ぎ込み、ベストを尽くしてライブをやる。いつもそうしているけど今回もそうするだけでいい。そして日本のファンが作り出す雰囲気におれたちも呼応して、相互に交流し、最高の時を楽しみたいと思っている。昨夏のフジロック以来だから本当に楽しみにしているよ。早く戻って、マジックを再現したいと思う。

ファンへのメッセージを

キーレン:初めに、多大な感謝を表したい。本当にありがとう!!バンドの原動力となり、復活するまでの間もずっとおれたちの傍から離れず応援し続けてくれて、ずっと味方でいてくれたことに感激だ。もうすぐ行くから待っててね。みんなと再び熱い交流をしたいよ。できたら冷たいビールを飲みかわしカラオケも一緒にやりたいね。とにかくみんなとの再会を楽しみにしているよ!!


 
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Jon Harper / ジョン・ハーパー

Dr

ジョン・ハーパー(以下ジョン):僕はTCTCのドラマー、ジョン・ハーパーです。ミュージック・ギアよりこんにちは!今バンドとニューキャッスルに来ていてとても楽しんでいるよ。でも今日は見ての通り少々くたびれ気味-昨夜アバディーンのライブとその後の打ち上げで大いに盛り上がったからね(まあ、パーティでちょっと飲み過ぎたかも知れない)。

新しいアルバムを紹介してください。あなたにとってどういうアルバムになりましたか?

ジョン:完成するまで時間かかったね。3年かかってようやく曲ができてリリースしたんだけど、その間メンバーが一人脱退した。だからこのアルバムは、違う道に進んだ友人を思い出させるものとなった。でも、今までとは違ったことをいろいろと挑戦しバンドとして成長できた点、とてもいいと思っているよ。

ディズが脱退した時、日本のファンも心配していましたが、当時は実際どんな状況でしたか?

ジョン:とてもつらい時期だったね。誰もこうなることを予想していなかった。みんなディズがリバティーンズのカールと長年の友達であることを知っていたし。そのカールがディズを新たに結成した自分のバンドに呼んだんだけど、彼がまさか行くとはね…ちょっとショックだった。でも今でもいい友達関係でいるよ。当初は彼がいないので、少し違和感があり残念だったけど…でも5人でプレイできることがわかり、以前より大きく、ベターで、強くなったと思うよ。

今回のアルバムではプロデューサーが入り、かなり詰められたと聞いていますが、実際はどうでしたか?

ジョン:クリス・ヒューズが今回のアルバムをプロデュースしたんだ。スタジオでは「暴君」のようだったよ(笑)。彼とは、大部分の曲が完成した頃、あるパーティで出会ったのだが、ぼくらがあるレベルまで完成できたと思っていた曲をもう一度最初に戻って、メロディー、リズム、全体としてどんな感じの曲かを見直していったんだ。僕らをグループに分け、各グループにそれぞれにセクションを担当させて、新風を吹き込んでくれたと思うんだ。そうすることによって、自分たちのどういう点をどういう風に改善することができるかが明確になり、とてもやりやすくなった。素晴らしいプロデューサーだと思う。とても尊敬しているよ。

もうすぐ来日しますが、何をしたいと思いますか?

ジョン:今度で6回目の来日になるんだけど、大阪や東京に親しい友人がいて彼らに会いたいと思っている。そして何よりも、フジ・ロックや名古屋、大阪、東京で、長い間ぼくらをサポートしてくれたファンに会うのがすごく楽しみだ。基本的に最高の時を過ごせれると思ってる。なぜなら日本は世界の中で最高なライブができる国だからね。

ファンへのメッセージを。

ジョン:東京と大阪のライブで会いましょう!ぼくらも最高のパフォーマンスができるように頑張るよ!成功を祈っててね。とにかく、コンニチハ、そして、アリガトウ!!!

ちなみに、大好きなドラマーは誰ですか?

ジョン:うーん、たぶん、スマッシング・パンプキンズのジミー・チェンバレン。それからジャズ・ドラマーにもハマってるし、マックス・ローチも好き。

あなたの目から見たメンバーを紹介してください。

ジョン:“ダン”は悪友だと思う(笑)。バンドの中で一番おれをトラブルに巻き込むね。夜遅くまで誘って、パブやバーを梯子してもっと飲むように進める。一番いたずら好きなヤツ。“ベン”は一番感受性が強く、バンドの父親的存在。ものごとがスムーズに落ち着いて進むようにしてくれるんだ。
“トム”は、クレイジーな天才。いつもクリエイティブで、音楽を作ったり、素晴らしいミックスをしたり、CDを作ったりしているんだ。“キーレン”は、彼もダンのようにいたずら好き。いつも笑っていて、茶目っ気たっぷりで楽しんでいる。いつも周りに女性をはべらせていて伝説的なヤツだね。


 
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Dan Fisher / ダン・フィッシャー

Guitar, bass, vocals

ダン・フィッシャー(以下ダン):俺はTCTCのダンです。ミュージック・ギア、日本で一番の音楽サイト!

新しいアルバムを紹介してください。あなたにとってどういうアルバムになりましたか?

ダン:難しい質問だなー。このアルバムは長い間日の目を見ないと思っていたんだ。それが今、リリースできてライブでやって、肩より大きな荷を下ろした感があるのと同時に大変誇りに思う。長年にわたる血と汗と涙を要した。まったく俺たちの献身と頑固さと粘り強さの証しだと思うよ。

ディズが脱退した時、日本のファンも心配していましたが、実際どんな状況でしたか?

ダン:ディズが脱退し、6人体制から5人体制への変遷は静かなプロセスだったと思うよ。辛い体験ではあったけど、バンドにいたらそれ以上の困難に直面することもあるよ。でも、俺たちは屈することを拒んだ。アルバム作りを続けて、とにかく諦められなかった。事態を収拾、不要なものは削り、整理整頓して、前進を続けたんだ。バンドを続けていれば去るヤツだっているさ。一人が去ったからと言って、TCTCは変わらない。今ここで、諦めたくはないし出来ないよ。大勢のファンが長い間アルバムを待っているんだから。「やめるわけには行かない」そう思ってやり続けたんだ。

ライブでは、ギターとベースをスイッチしていますが、ギターを弾く時とベースを弾く時とどう違いますか?

ダン:ギターだけ弾くよりも、両方できるのは楽しいよ。スタジオで録音している時ベースのパートをやったりするけど、今はライブでもできていい。変化があって面白いよ。間違いなくエキサイティングだね。

今回のアルバムではプロデューサーが入りましたが、何がどう変わりましたか?

ダン:そうだな、以前はジャムをしながら音楽を最初に作り、歌詞は最後に作った。でも今回は逆の順に変えて、歌詞を先に書いた。そしてデモでやった曲を、アコースティック・ギターとヴォーカルやピアノとヴォーカルで練り直し、ヴォーカルのメロディーが曲の原動力になるようにした。ギターもキーボードもいくらよくても、ヴォーカルを支えなければ元もこうもない。どのパートもヴォーカルに焦点を合わす。これは俺たちにとって大きな変化で、最初は難しく、他のバンドはそうしているんだろうけど、俺たちにとって初めてだったからね。結果的にとてもよかったと思う。

アルバムの中で思い入れのある曲は何ですか?

ダン:そうだね、何曲かある。まず「ヘッド」が大きいね。最後の最後に決まった曲なんだ。土壇場で「ヘッド」のエレクトロニックのデモがあり、3日間スタジオに入っていろいろ入れ替えたりして練り上げた。とてもエキサイティングなプロセスだった。「テイク・コンフォート」もそう。俺にとって、とてもパーソナルな曲だね。

あなたの目から見たメンバーを紹介してください。

ダン:“ベン”はバンドの決断力。絶えず働いている。おれたちの尻をたたいて、怠けないようにし仕事がはかどるようにしてくれる。その上、独特の素晴らしい声の持ち主。TCTCの看板ともいうべきものだね。TCTC号の船長だね。“トム”はバンドの音楽的な天才。寝ている時も何か作り出して、みんなを驚かすヤツだ。俺たちの中でもピカイチ!の音楽的リーダー。とてもクリエイティブで音楽的に秀でている。それにカッコいいヤツだね。“ジョン”はマシン、あれほどドラムを力強くたたくヤツは見たことない。とても人懐っこく、今まで会った中で一番のナイス・ガイ。人に与えることのできる人。頭もよく、何かを作ったり、組み立てたりするのが上手い。手先がとても器用だね。“キーレン”は元気を出させてくれるヤツ。音楽でもインタビューでも、どんな仕事も引き受ける。いつもみんなを楽しませ盛り上げてくれる。女性に人気があり、髭もすごくカッコいい。教養がとても深いと思う。そしてみんなの尊敬を集めることのできるヤツだね。

もうすぐ来日しますが、何をしたいと思いますか?

ダン:日本のファンには、とにかく今まで俺たちのやってきたことを披露したい。いろいろ変化し進化した姿を見せたい。ライブのセットも今までと違った感じだ。日本のファンのために、いくつかサプライズや楽しいことをやり新旧の曲をやるから楽しみにしていてほしい。

ファンへのメッセージ

ダン:みんなのサポートや誠実さを深く感謝している。本当にありがとう!日本に行くのが待ち遠しいよ、おれたちの心に一番近い国で、本当によくしてくれるから。