ディグ・アウト・ユア・ソウル / オアシス
これがオアシスの最後のアルバムになるなんて誰が思っていただろうか・・。オアシスの7枚目となるこのオリジナル・アルバムが出た時には『oasisが再び世界を席巻する!!』と言われ、日本公演も果たし、これからのオアシスに誰もが期待したはずだった。しかし、長年兄弟間の確執があったノエル・ギャラガーの脱退(09年8月28日)により、その黄金の歴史にピリオドを打つなんて・・。どちらかと言うと「ああ、また~(兄弟喧嘩)やっちゃったのね(笑)」的な感じで済んで欲しかった。だから今も残念な気持ちでこれを書いている。まあ、いつも彼らのアルバムは賛否両論があるのは当たり前で、これまでにも出すたびにこの論議は行われていたけど、私はオアシスが出すアルバムは評論をすること自体が無謀だと思っている。なぜなら彼らが作るサウンド、リアムやノエルが歌えばやっぱりどう聴いたってオアシスなんだからと。特にこのアルバムは彼らが2周回ってまた1段階上がり3周目に突入を果たそうとしていたアルバムだったし、今、聴いてもデビュー当時の疾走感や、やっぱ、ロックン・ロールはかっこいいと思わせてくれる曲のオンパレードだと思える。1曲目の“バグ・イット・アップ”からガンガン飛ばしてくれているし、“ザ・ターニング”ではこれぞUKロックの音と思える楽曲だし“ザ・ショック・オブ・ザ・ライトニング”を聴いても「さすがオアシス!グイグイ引きずり込んでくれるじゃん」と思えるし、続く“アイム・アウタ・タイム”ではリアム節とも言える、どこかジョン・レノンのソングライティングを受け継いでいるかのように、優しく切なく歌い上げているし・・とここまで書き出しただけで、思うこと、感じることがいろいろで、そういう部分では今までのオアシスと違っているところだと思う。違ってていいのだ。どれをとっても味がある。そう、これはアルバムまるごと聴ける、ある意味安定したアルバムだと思える。だから面白みが・・と思う人もいるだろうし、昔のオアシスと比べて・・と思う人もいるだろうけど、これがオアシスなんだから、認めるしかないと思う。だからこそ、この後の流れが観たかった。聴きたかった。新しいオアシスの行く末を楽しみにしていただけあって、このアルバムが彼らの最後になったことは本当に残念である。でも、聴けば聴くほど、円熟味がでた本当にいいアルバムだと思う。

ディグ・アウト・ユア・ソウル(紙ジャケット仕様) / オアシス
- 発売日:
- 2009-07-08
- 定価:
- ¥ 2,520
- レーベル:
- ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- JAN/EAN:
- 4547366047745
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