ブラック・トゥ・ブルー / アリス・イン・チェインズ

正直、最初は2002年に急逝したレイン・ステイリーのいないアリス・イン・チェインズなんて想像できなかった。だが、このアルバムは違った。うねるようなリズム、へビィーなギターが”らしい”、「チェック・マイ・ブレイン」、「ア・ルッキング・イン・ヴュー」。そしてちゃんと『アナザー・サイド・オブ・アリス』(1994年に発表されたアコースティックなアプローチの傑作EP)的な「ユア・ディシジョン」、「ホエン・ザ・サン・ローズ・アゲイン」。まぎれもないアリス・イン・チェインズの新作だ。
このアルバムがリリースされるまでにはさまざまな思いがバンド、そしてファンの間にはあった。レイン・ステイリーが亡くなったあと、誰もがバンドは終わりだと思った。しかし彼らは新ヴォーカルとしてウィリアム・デュヴァールを2006年に迎え、活動を再開、それから3年、彼らはツアーに出ることを選び、すぐにアルバム製作には入らなかった。
なぜ?
アルバムリリースにあたってメンバーは以下のコメントを発表している。
「このアルバムのメイン・テーマは、友人であり同胞である人間に別れを告げることだった」
- マイク・アイネズ(Bass) -
「音楽をやることが俺達にとってまだとても重要なことなんだと、全員が悟り直した。」
- ジェリー・カントレル(Guitar) -
そう、ファンである僕らも全く同じ思いだ! 3年前にこのアルバムがリリースされていたとしたら僕らはここまで素直にこのアルバムを受け入れる事ができただろうか。バンドにも、そしてファンにも次に進むためには時間が必要だった。僕らは次のステップに進む時が来たのだ。アメリカのプレイボーイ誌は「アルバム『ブラック・トゥ・ブルー』は、アリス・イン・チェインズにとっての『バック・イン・ブラック』となる作品だ」と評してたそうだが、このアルバムにこれ以上の言葉は見つからない。そう、まさに今だからリリースできるアリス・イン・チェインズの第二章だ。

ブラック・トゥ・ブルー / アリス・イン・チェインズ
- 発売日:
- 2009-09-30
- 定価:
- ¥ 2,300
- レーベル:
- EMIミュージックジャパン
- JAN/EAN:
- 4988006875531
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