By: 高石幸子
Third Eye Blind インタビュー -2010.05.30-

Stephan Jenkins
−今回の『アーサー・メイジャー』は、今までで最も政治的なことを歌ったアルバムだと聞いたんだけど、スティーヴン自身はこのアルバムで一番伝えたかったことは?
スティーヴン:そうなんだ。ジョージ・ブッシュ前大統領については申し訳なかったと思っているよ。「ゴメンナサイ」って、ああ、ジョークで聞き流して(笑)。でも、前政権では多くのアメリカ人が、国が、間違った方向に進んでいて、アメリカ政府が世界を間違った方向に導いていることに不満を持っているってことだね。過去のアルバムにもすべて政治的な要素が含まれているんだけど、今回は外に向けて発信しているという感じなんだ。今までのアルバムは自分の内側に向けて、自分たちのアイデンティティを問うようなものが多かったと思うんだけど、最近は世界情勢の影響が我々の生活にも入り込むようになってきたんだ。例えば我々は、最近二度も戦争を経験したし、政府は平気でウソをつきスパイ活動を行い、言語活動は統制され・・とひどい仕打ちを受けてきたんだよ。このアルバムでは、世の中で起きていることに関する俺の気持ちや感情を表現したんだ。もちろん、政治的でない曲がほとんどだと思われるけど、そういった感情やアイデンティティを残しつつ外部的な要因も取り入れるというスタイルが出来上がっていると思うんだ。
−世界的な不況の影響で日本でも元気のない人、元気になれない人が多いんだよね・・。サード・アイ・ブラインドは一時的でも音楽シーンから離れたでしょ。そして、6年ぶりにアルバムを作り、今も精力的に活動を続けている。スティーヴン自身がもう一度音楽をやろうと思った、戻ろうと思ったモチベーションは何だった?
スティーヴン:ん・・・(しばらく考える)。俺はまだ自分の音楽活動が終わったと感じていないし、まだまだ形になっていない曲が沢山あるし「継続は力だ!」と思っている。そう、音楽的にはまだ半分しか到達していないと思っている(笑)。どこかで、やらなきゃいけない、形にしなきゃいけないっていう思いがあるんだと思う・・。
−戻るのって大変だよね。それまでと同じか、それ以下か、まったく違うモノになっているかっていう場合が多いのも事実だし・・。でも、サード・アイ・ブラインドは自分たちらしさをキープしつつ変化している。そこはすごいなって。
スティーヴン:ありがとう!俺たちはいつも批評を受けているわけなんだけど、俺って見た目ほど図太くはない方なんで批評されるとすごくそれに応えてしまうところがあるんだ(笑)。というわけで、次回のアルバムは今までとまったく異なった、ディスコ・ミュージック系のものになる予定なんだ。俺は今までポップミュージックにはまるで興味がなかったんだけど・・。クレイジーなポップミュージック調になると思うよ。ビックリするだろうね。




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