Third Eye Blind インタビュー -2010.05.30-

 

なるほどね。だからと言って今回のアルバムは、これまでとまったく違うかと言えばそうでもないし、まあ、当たり前のことなんだけど・・(笑)。だって、これまでと異なっているものの素敵なメロディラインは健在だし・・。じゃあ、その変わらなかったとこって?

スティーヴン:そうだね、まず、俺はシンガーソングライターだと言うことだね。イギリスのロックの大御所であるシンガーソングライターのミック・ロンソン、デヴィッド・ボウイ、ジミーペイジ、アメリカのロックバンドのジェーンズ・アディクション、スマッシング・パンプキンズなどを敬愛してやまないソングライターなんだよ。自分のベッドの上でノートパッドを開きながらあれこれメロディを考えるんだけど、もともと作曲家タイプではなく、どちらかというとドラマーなんだと思う。リズムが大切なんだ。あっ、もちろんドラマーは大変だと思うけど、そういう感覚で曲を作っている。要するにサード・アイ・ブラインドには3つの要素が融合しているんだ。リズムをベースにした曲だろ、で、シンガーソングライターであり、イギリスのロックの大御所を尊敬しているってこと。そう、それが俺たちの特徴だと思う。

なるほどね。確かに音的にルーツがアメリカよりはイギリスにあるって感じはしていたよ。で、今は逆に多くの若手バンドやシンガーソングライターから尊敬される側になっているよね。

スティーヴン:もう驚きだよ!!俺たちの影響を受けている人たちがいることにすごく驚いているよ。例えば、俺はベルベット・アンダーグランドのルー・リード にすごく影響を受けてきたんだけど、俺たちの音楽を聴いて、俺が彼から影響を受けたように、みんなが何かを感じることはできないかもしれないけど・・。でも、もし、そういう感じ方をみんながしていてくれていたとしたら最高だよ。俺は今でも彼にすごく共感しているんだ。そういうのはいいよね。そう、俺自身は一部の批評家やミュージシャンが俺たちの音楽に多少なりとも「影響を受けているよ」って言ってくれることをすごく歓迎しているんだ。もちろん、メロディの一部を盗作されるとかというのは歓迎しないけどね。だけど、俺のやっていることが誰かしらに影響を与えているという事実はすごく喜ばしいことだね。

うん。影響を与えてくれるアーティストの存在は大切だと思うし、そのアーティストのことはなんだかんだ言っても忘れられないし、いまだに好きだし・・。例えば、私は今でも“セミ・チャームド・ライフ”を聴くと、当時の懐かしい時代に引き戻されるんだけど、時代に関係なく、今も支持され続けている昔の曲をプレイすると当時のことが浮かんできたり、戻ったりする?

スティーヴン:ライブでプレイしたりしているけど、さすがにCDとかでその頃の曲を聴いたりはしないけど・・。ああ、でも、今もたまにラジオで流れるのを聴くことはある・・別に何もなく「ああ、流れてるや」って感じだよ。そうそう、先日、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーのインタビュー記事を読んだんだけど、彼は「ローリング・ストーンズの昔の曲は絶対聴かない」と言っていて、それもまたすごいことだよね(笑)。まあ、俺はそこまでではないけど・・。でも言いたいことはわかるんだ。だって俺自身も、いつも新曲を作ることに力を注いでいるから。あっ、ところで、質問はなんだったけ?(笑)あっ、そうだったね。まあ、ライブパフォーマンス中は確かに昔に引き戻されることがあるよ。ローワーハイト(Lower Haight)という、サンフランシスコのハイト・アッシュベリー(Haight-Ashberry)の隣りの地区に生まれ育ったんだけど、そこはポップとハードロックとパンクロックが盛んな、少し危険な街だったんだ。当時、作曲した曲を演奏するとその頃のエネルギーと希望に満ち、危険な雰囲気も漂っていたその街にタイムトリップすることがあるよ。

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