Juno Reactor インタビュー@Fujirock Festival 2007

ベン・ワトキンス
-(笑)。で、今回のメンバーとのライブと、これまでにやってきたライブとの違いって?
ベン:んー、そうだな、今回のフェスティバルに出ている多くのバンドはいつもたくさんのツアーをしているだろう?!!でも、我々はしない(笑)。その都度、コラボレーションしていく形を取っているからね。だから今までのライブとは比べられないけど、今回のライブ・パフォーマンスはとても力強く、これまでの人生で感じたことのないエネルギーを感じているよ。みんな個性的でフィーリングが強いからね。できれば世界中でプレーしたいと思うんだが・・。
-コラボ形式だとやはりツアーは難しいのですか?それはもしかしてツアーが嫌いとか?(笑)
ベン:いや、しないだけ(笑)。難しいと言った方がいいかな。もともとあまりライブをやる方ではない。もちろんライブは好きだが、実際はほとんどが1回限りの演奏ってことになる。まあ、みんなが集まるのにお金がかかるのも事実で、スケジュールを合わせるのも大変だ。だからやれるときにやるほうがいい。余裕があればやるけど普段は曲作りが主になっているので、ライブはやれる時にやるって感じだよ。だからこそ、そのタイミングや瞬間を大切にしている。
-その時の、そのメンバーでの1回限りのライブというのは逆に見応えがありますね。その瞬間でしか味わえない醍醐味がありますから。で、そのジュノ・リアクターが、ベン自身がライブ前に大切にしていること、あるいはライブ前はどんな感じですか?
ベン:そうだな、何をやっているかな?(笑)私自身はジュノ・リアクターだと言うのを忘れようとしているよ(笑)。何をやらなきゃいけないとかを考えずにいることだね。リラックスして、その瞬間に反応することが大切だと思っているから。もちろん、仕事をする上ではいろいろと考えなきゃいけない・・、でもライブ前はそれらのことも忘れることにしているよ。何もない状態、できれば無の状態でステージに立てればいいね。
-そう言うところもジュノ・リアクターの魅力かもしれませんね。それで、今、ニュー・アルバムを作成していると聞いたのですが、どんなコンセプトでどんな感じになりそうですか?すごく楽しみなんですが・・。
ベン:コンセプトは、一言で言えばiPodで聴く“シャッフル”って感じだね。1つのタイプのミュージックではなく、多くの異なったスタイルが集まったアルバムになるよ。それから、いつもより曲が多いね。いつもはトラックスやミュージックが多く歌がほとんどないんだけど、今回はいつもより歌、言葉の表現が多くなるだろう。
-そうですね。実際パフォーマンスを体感させてもらって、何ていうのか‥。今までに味わったことのないイベント?というか、人類の長い歴史の根源にある“宴”のような気がするんです(笑)。
ベン:ありがとう。いい表現をしてくれるね。
-で、そういう曲はどのように、どんな感じで作っているのですか?
ベン:まずは多くの材料を準備する。そして、とても多くの曲を書き、それらを振るいにかける。ほとんどがクソみたいな曲に感じる中で、自分自身が納得いく曲が出来上がるのはそう容易じゃないんだよ。椅子に座って‥、気に入らないと他の方法を試したりして、どこがマッチしないのかを追求する。何度も何度もね。そうやって生み出している。
-それこそ、いわゆる生みの苦しみなんですね。では、最後にベン自身が思うジュノ・リアクターの魅力はどこだと思いますか?
ベン:ジュノ・リアクターのすごいところは、人に参加してもらい、みんなで作り上げていくコラボ・バンドだと言うこと。メンバーは毎回違う。ある時、ある人が来て、また去っていく。例えば今回の場合、これまでの曲をSUGIZOが弾けば新しく生まれ変わり新しいサウンドとなる。あるいは自分が曲を書き、グレッグが加わるとそこでまた変わっていくんだ。そうやって常に変化があり、人の手が加わることによって、その人のパワーをも吸収し、サウンドを、パフォーマンスをあるいはビジュアルを創っていく集団。これこそがコラボレーションの素晴らしさだと思う。そこだね。


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